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バカテクへの反省

A Japanese Garden(ガーデン)の演奏に関して、いろいろ思うことがあります。今までの僕達の演奏とは明らかに違います。

これまでの演奏は技術的で“バリバリの”という形容詞が良く似合いましたが、ガーデンはアンサンブルを大切にしました。ソプラノサックスは最後のソロこそ頑張っていますが、それ以外は単調なメロディーをいかに美しく吹くかに徹しました。地味なのはベースの飯野君で、よくあそこまで“こらえて”弾いてくれたなと思います。キーボードのはるか嬢もそうです。

地味な演奏と関係ありますが、この曲は譜面が決まっていたんです。クラシックほどではないにしても、誰がどういった役割を演じるか、作曲した石澤君の頭の中にあったものを実際のバンドで反映せざるを得なかったんです。それは、曲自体がそうさせた、という感じでしょうか。これも、今までの我々のやり方とは少し違うものでした。

かいつまんで言うと、これまでは自己主張を大事にしてきましたが、グッとこらえることで、また別の主張が的確に表現できるということを実感したレコーディングでした。

CDの話の続きです。CDってコンテンツという側面はもちろんありますが、物質としても大いに存在価値があると思いませんか。レンタルCD屋から借りたものをテープやMDにコピーするだけでは満足できず、必ずオリジナルのCDを買う人って意外にいると思います。たとえ、ライナーノーツがしょぼくてもそうする人は必ずいます。物質としてのCDを所有していたいという気持ちの現れなんだと思います。

CDは幸せです。映画のビデオは買われてもせいぜい10回とか20回くらいしか再生されないのではないでしょうか。しかし、好きなCDを100回聴いたという話はザラです。音楽CDは所有される意味合いは大きいと思います。LPに比べるとかなりちゃちいジャケットになってしましましたが、それでも「持ちたい」という意欲をからせるには十分です。