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意外と知られていないモデムの正しい使い方

現在のモデムは速度が56kbpsです。常に56kbpsの速度が出ると思っている人はいませんか。それは間違いです。インターネット自体が混んでいるから56kbpsが出ない--これは正解に近いですが、厳密には不十分な答えです。意外と忘れがちなのが、自宅のパソコン(モデム)とプロバイダーの間の速度なのです。

モデムを使っている人はWindowsの画面の右下にある「パソコン2台マーク」をクリックしてみましょう。「速度」の欄にいくつと出ていますか。これが56kbpsなら、あなたは幸せです。高槻の場合、現在、49.2kbpsと表示されていますから、モデムの仕様通りの速度は出ていないわけです。

以前は56kbpsのモデムを使っても26.4kbpsしか出ませんでした。さっき試したのですが、今使っている、電話とモデムを切り替える装置で、電話にもモデムにもつながるような、ニュートラルな設定にすると、26.4kbpsとか24.0kbpsしか出ないようですね。モデムはかなりセンシティブは装置ですので、ちょっとした環境の変化で速度が低下してしまうのです。

Windowsの右下にある「パソコン2台マーク」。これをダブルクリックする。 こんな画面になるはず。ここで「速度」をチェックする。モデムの人で56kbpsと出ていれば幸せ。高槻の場合は49.2kbpsしか出ていませんね。TAなら必ず64kbpsと出ているはずです。

さて、大事なのは、この速度は、いったん通信を始めると電話を切るまで変わらないこと。高槻のように、もし24.0kbpsでしかつながらなかったとしましょう。ずっと24.0kbpsで通信するため、大量のファイルをダウンロードするのには、56kbps時と比べて2倍以上の時間がかかってしまいます。例えば、56kbpsでつながってインターネット自体が混んでいる場合、ネットが空いてきたら、自然と速くなりますが、最初にプロバイダーと24.0kbpsでつながってしまうと、途中で24.0kbpsより速くなることは絶対にありません。ここが大事なのです。

つまり、大量にファイルをダウンロードする場合は、上記の画面で速度をチェックしてからアクセスするのが賢明なのです。たまたま遅い速度でつながってしまったままダウンロードを始めてしまうと、時間が無駄になってしまいます。

モデムでプロバイダーに接続すると、モデムから音が聞こえてきますね。最初はダイヤル発信の音、つながるとピーッと鳴ります。その後にジャーッという音が聞こえますが、ここで速度を決めているのです。モデムは最初、プロバイダーに対して56kbpsで通信してみます。このときのエラーが許容範囲なら56kbpsで通信を開始します。56kbpsがヤバい、とモデムが判断したら49.2kbps、…、33.6kbps、32kbps、…、26.4kbps、…などとどんどん速度を落としてゆき、うまく通信できそうな速度を探します。例えば、33.6kbpsまで下げてやっとマシに通信できるとモデムが判断したら、33.6kbpsで通信するわけです。モデムのこの作業をネゴシエーションといいますが、最初に決定した速度で最後まで通信します。

ちなみにTA(ターミナルアダプター)やルーターを使っている人、つまりアナログ回線ではなくISDNの場合は、かならず64kbps(または128kbps)です。ISDNは回線の状態によって速度が落ちない、つまりデジタルデータを通すのには高品質な回線なのです。