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MP3.comの日本語化が意味するもの

日本の音楽産業が空洞化する可能性もあります。流通がレコード店を通して行われるものであるならば、地場産業が有利ですが、ネット経由となると、誰でもその市場に参入できます。日本の音楽産業に果敢とアタックしたきたのがMP3.comだと言えそうです。

http://www.mbeat.com/home/digimu/news/sony.html によると、天下のソニーミュージックでさえ、1カ月あたり1万5000程度のダウンロードしかありません。MP3.comですと、2000年には月に1億5500万のページビューがあったとのことです。このページビューに対してどれだけのダウンロードがあるかは明らかにされていませんが、ソニーとケタが違いすぎるのは明白です。なにしろ無料ですから、リスナーはどんどんダウンロード・再生するでしょう。

MP3.comに関しては、やはり、ダウンロードや再生が無料、という点がリスナーに受け入れられているのだと思います。世界の人口が60億人として、日本はその50分の1としても、前述の数字の辻褄を合わせることはできません。現状ではMP3.comの圧勝なのです。

そんなMP3.comがページの日本語化によって日本市場に入ってくるのですから、たまったものではありません。数年後の業界地図が見えようというものです。コンテンツの売上でなく“バナー広告による収入をアーティストに還元する”というビジネスモデルが日本で確立してしまうと、日本のレコード店からCDがかなり消滅してしまうでしょう。その序章は、もう過ぎています。