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2001年03月12日

My.MP3を正しく理解する

http://www.my.mp3.com/


MP3.com内のわかりにくいメニューの1つに「My.MP3」というのがあります。それが上記のURLです。このMy.MP3、「MP3.comのメニューを自分用にカスタマイズした、自分だけが見れるページ」だと思ってください。自分のメールアドレスを使って、自分のページにログインします。ちなみに、トップページからも飛べるようになっています。


このMy.MP3でいろいろなことが可能になりますが、
1)いろんなアーティストの曲を一覧できる
2)買ったCDをオンラインで聴ける
3)オススメの曲を提示してもらえる
の3つが大きな柱です。


まず1)についてですが、各アーティストのページの曲の欄に「Add to My.MP3」をクリックすると、自分のMy.MP3のページにその曲が登録されます。こうしておくと、My.MP3.comのページに
登録した曲がずらりと一覧できて便利です。


次に2)。音楽CDをMP3.cpmが決めた流通経由で買った場合に、そのCDのストリーミングデータが自分のMy.MP3のページに登録されます。つまり、CDを持たなくても、インターネットに接続できる環境下ではどこでも、そのCDを聴くことができるのです。これ、MP3.comが提訴され、有名になった事件です。詳しくはこちらをご覧下さい。


http://nnb.nikkeibp.co.jp/nnb/NEWS/20000124001.html


意外とありがたいのが3)。何か面白い曲はないものかと“腹を空かせている”人には嬉しいサービスです。各リスナーが日ごろから聴いている曲をMP3.comが分析し、最適なオススメを提示するわけです。


    *    *    *


MyXXXXというサービスは近ごろ花盛り。身近な例では電話の「マイライン」がありますね。My.XXXXはウェブで特に著名になりましたが、米国では一般の商業界でブームになっています。流通を変えてしまう大きなトレンドとも言えましょう。誰が始めたかわかりませんが、元になったものとして思いつくところは2つ。1つは航空会社のマイレージサービス、もう1つはヨドバシカメラのポイントカードです。


要するに顧客の囲い込みなわけです。「餅は餅屋に」とは全く逆の発想でして、ある特定のサービス提供者が、ある特定の顧客に対して、すべてのサービスを提供するというものです。例えば、こうです。高槻はとある楽器店Aで音響関連の機器をたくさん購入しています。A店の店員が高槻の好きそうな機器を「これ、どうですか」と勧めます。で、高槻は気にいったもの、例えば、マイクだとか波形編集ソフトのプラグインだとかを買うでしょう。


そのうち、音楽とは関係ないもの、例えば、家電とか家具とか雑貨とか、A店はこんなものまで高槻に勧めてきます。A店は高槻の購買パターンを把握しているため、A店がオススメするものは、高槻が欲しがるものばかりです。これが、My.XXXXの目指すものであり、米国で流行りつつある商売の手法なのだそうです。


街の小売業がそこまでやると情報の管理が大変ですが、ウェブベースなら自動的にやれるのでラクです。先のMy.MP3は、コンピューターが各リスナーの嗜好を分析し、自動的にオススメの曲を提示するという、かなり先進的なシステムに基づくサービスなのです。ウェブの広告に目を向けると顕著かもしれません。高槻が外国のホームページにアクセスしても、日本語のバナー広告が表示されることもあります。これはクッキーなどを使って顧客の属性を知り、最適な広告を表示しているわけです。結果として、広告の効果は大きくなります。


極端な例ですが、こんなサービスも登場するでしょう。朝起きてから、何を食べるか、どんな仕事をするか、昼食は何を食べるか、アフター5に誰と会うか、帰宅したらどんな番組を見るか、どんな音楽を聴くか、すべて提示してくれる。あれこれ迷うより、このコンピューターの提示に従う方が充実した一日を送れるかもしれません。あながち、こんな近未来は否定できないでしょうね。

印税を受け取れるのは有料会員のみに

MP3.comが方針転換します。無料で登録でき印税がもらえるというシステムそのものが見直されるのです。以前にPremium Artist Service(PAS)というメニューがあると紹介しました。4月1日以降はこのPAS加入者だけを優遇するというものです。具体的には、再生・ダウンロードに対する印税は、このPAS加入者だけしか受け取れなくなります。

CDなどの売上は非PAS加入者であっても受け取れますが、CDはめったに売れないというのが定則になりつつあります。誰でもPASに加入できますが、毎月19ドル99セントかかるので、それ以上の印税をもらえるのでないと、持ち出しになってしまいます。

これまでは、費用を求められずうまく行けば与えられた、という夢のようなシステムだったわけですが、大きな方針転換ですね。ここのところ、米国のIT産業全体がかなり窮地に立たされていますので、産業構造的な問題とも言えそうです。

2001年03月10日

2001年3月10日(土)にライブ

場所は渋谷のテイクオフ7です(地図はこちら)。偶然にも、BBSに時々来てくれているとんぶりさんのバンドが対バンなのです(^^) 万障繰り合わせの上、ご来場ください。新戦力のギター・嶺脇君はもちろん、ベースの飯野君や、ドラムの上野君もパワー炸裂です。高槻も頑張らねば…(^^;;;

 高槻のバンドの出番は20時45分からです。

曲目 セッション#2、マイ・サンバ・カーニバル、センチメンタル・ユー、フライング・ノース、ブルース・ホークス、以上5曲の予定です。

メンバー ギター=嶺脇聡、キーボード=日向野興一、ベース=飯野聡、ドラムス=上野茂

2001年03月08日

ズル師が一掃される!

高槻はいつの間にかヘンなメーリングリストに加入させられてしまいました。が、いきなり、驚くような内容が書いてありました。かいつまんで言うと、「“MP3.comがズルするヤツを一掃”という内容がBBSに書いてあった」というもの。引用されていた文章はMP3.comのスタッフRodさんが書いたものなので、一次情報は公式です。

2月22日の記事「お互い聴き合おうが義務化するとき」にも書きましたが、聴き合う人同士の曲を1つのステーションにまとめて、各自に再生する義務を課す、というのが、最近流行りの“手口”です。Rodさんによると、何がクロ(不正=cheating)で何がシロかは定義できないが、明らかに誰が見ても不正だ、というものは明らかに不正だと言える、とのこと。実際に、雑誌などで「オレ達と一緒にズルしようぜ」みたいな広告を出した輩がいるらしく、そいつらのステーションと、関係する20のアーティストの登録を抹消したのだとか。

それとは別に、既に不正を見破る技術を開発しおえている、とも書いてありました。推測ですが、これは本当だと思います。最近のペイバックやランキングを見ていると(自分のですが)感じます。

同じIPアドレスから大量に再生・ダウンロードしてもらっても印税はあまり増えずランキングもあまり上がりません。逆に、少ない再生・ダウンロードでも、いろんなIPアドレスからアクセスしてもらったらしき時は、ペイバックもランキングも躍進します。これらのレベルでは比較的カンタンに不正を排除できそうです。

ちなみに、毎日自分の曲をすべて再生・ダウンロードしても、それは不正だとは見なされない代わりに、ペイバックやランキングの数字にも反映されないと思います。これは、去年の夏くらいから徹底されているように思います。

問題は、前述の、1つのステーションを登録者全員で聴き合うタイプで、これは、不正を排除するアルゴリズムが難しそうですね。例えば、高槻のステーションTakehisa's Friendsに登録されている人達が全員、好意的に毎日全曲を再生するのであっても、不正防止システムにひっかかってしまうかもしれません。困ったものだ…。

話はそれますが、つい最近、MP3.comでCDを買いました。が、不正防止システムにひっかかってしまいました。恐らく、2枚のCDを一度に買わず2度に分けたのが原因だと思います。が、これは、1枚のCDを登録した段階でうっかりボタンを押してしまって、なくなく2個口分の郵送料も払わされた上に不正だと思われる(短時間に複数の買い物をするのが怪しい)わけです。悪意かどうかは自分の気持ちの中にあるのではなく、システムの設計に依存してしまうわけですね。

「リスナーに金銭的な負担をかけない」というやり方を高槻は高く評価しているのですが、現状は運用がうまくいっておらず、何とかすべきだとも思っています。さあ、この問題、どうなることでしょうか。

一抹の不安 - MP3.comの株価低迷

米国のIT産業がかつての勢いを失ってから既に久しいですが、株価を見る限りMP3.comも例外ではありません。ここをクリックするとわかりますが、MP3.comは99年7月にナスダックに上場しました。上場の頃から比べると株価は20分の1にまで落ち込んでいるのがわかります(表の見方が間違っているかもしれないので、おかしかったらご一報ください)。いま現在、2.8125ドルです。99年7月に上場した時は60ドル、以前にチェックした時は7ドル前後、さらにそれ以前にチェックしたときは10ドル前後でした。厳しいですね。

Premium Artist Serviceなど有料のサービスを増やしているのは、そうした背景もあるのでしょうね。MP3.comが閉鎖なんてことも、考えられなくはありません。誰かが引き継ぐでしょうが、最悪の事態にならないことを祈るばかりです。

2001年03月01日

行儀が悪いソフトたち

高槻はマイクロソフト大好き人間ですが、それでも、メディアプレーヤーの行儀の悪さには少し閉口してしまいます。どうもウィンアンプと共存させるのが難しいですね。ウィンアンプでMP3のストリーミングファイル(m3u)を再生するように設定しようも、うまく行かないことが多いです。メディアプレーヤーなら比較的すんなり再生できるよう設定できます。ウィンアンプで再生できなくなるのは、ファイルの関連付けがおかしいのが原因なのですが、今のところ、うまく共存させる方法が見当たりません。いろいろ実験しているのですが、確たる方法論を見出していません。

メディアプレーヤーは、特にバージョン7はあまり使いたくありません。ウィンアンプは元ファイルを何も味付けしないで率直にアナログデータに戻してくれる、すなわち、ストレートな音で再生してくれるのですが、メディアプレーヤーは音質がイマイチです。何か余計なことをしているのか、そもそも再生能力が足りないのかわかりませんが、とにかく数千円のヘッドホンで聴いても違いがわかるほど。高槻的には、汎用性=メディアプレーヤー、音質重視=ウィンアンプ、という図式が出来上がっています。

なんとか共存方法を見つけたいです。ご存知の方はお知らせください。

話が拡散しますが、もっとイヤなソフトにリアルプレーヤーとクイックタイムがあります。これらをインストールすると、ファイルの関連付けはめちゃくちゃになります。リアルオーディオを聴くためだけにリアルプレーヤーをインストールするのですが、そうすると、MP3から何からすべて、音楽関連のファイルはメディアプレーヤーで再生するように設定が勝手に変更されてしまいます。

新しくインストールしようとしているソフトが、既存のファイル形式を自分に関連付けしようとする場合、普通は関連付けしてよいかどうか、インストールの時点でユーザーに尋ねます。ところが、リアルプレーヤーやクイックタイムは、そういった手続きを踏むことなく、勝手に自分のところにいろいろなファイルを関連付けしてしまいます。まさに「行儀が悪い」とは、このことです。自分こそが業界標準だと勘違いしているのでしょう。両者とも既に没落して久しいですが…。

高槻はいろいろなソフトを試す機会が多いのですが、音楽の分野にだけ、こういった暴挙が横行しているようにも思います。まだ業界標準が確立されていないため、皆がこぞって派遣争いしているのだと思いますが、ソフト業界がこんなことをしている限り、MP3やリアルオーディオは普及率が100%に近付かないでしょう。使う人の立場に立たない限り、絶対にどこかで反感を買います。

ソフトハウスにしてみれば「こうすれば問題ない」という解を用意しているのでしょうが、パソコンの入門者には果てしなく高いハードルである、ということをもっと認識すべきですね。猛省を促したいです。