My.MP3を正しく理解する
http://www.my.mp3.com/
MP3.com内のわかりにくいメニューの1つに「My.MP3」というのがあります。それが上記のURLです。このMy.MP3、「MP3.comのメニューを自分用にカスタマイズした、自分だけが見れるページ」だと思ってください。自分のメールアドレスを使って、自分のページにログインします。ちなみに、トップページからも飛べるようになっています。
このMy.MP3でいろいろなことが可能になりますが、
1)いろんなアーティストの曲を一覧できる
2)買ったCDをオンラインで聴ける
3)オススメの曲を提示してもらえる
の3つが大きな柱です。
まず1)についてですが、各アーティストのページの曲の欄に「Add to My.MP3」をクリックすると、自分のMy.MP3のページにその曲が登録されます。こうしておくと、My.MP3.comのページに
登録した曲がずらりと一覧できて便利です。
次に2)。音楽CDをMP3.cpmが決めた流通経由で買った場合に、そのCDのストリーミングデータが自分のMy.MP3のページに登録されます。つまり、CDを持たなくても、インターネットに接続できる環境下ではどこでも、そのCDを聴くことができるのです。これ、MP3.comが提訴され、有名になった事件です。詳しくはこちらをご覧下さい。
http://nnb.nikkeibp.co.jp/nnb/NEWS/20000124001.html
意外とありがたいのが3)。何か面白い曲はないものかと“腹を空かせている”人には嬉しいサービスです。各リスナーが日ごろから聴いている曲をMP3.comが分析し、最適なオススメを提示するわけです。
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MyXXXXというサービスは近ごろ花盛り。身近な例では電話の「マイライン」がありますね。My.XXXXはウェブで特に著名になりましたが、米国では一般の商業界でブームになっています。流通を変えてしまう大きなトレンドとも言えましょう。誰が始めたかわかりませんが、元になったものとして思いつくところは2つ。1つは航空会社のマイレージサービス、もう1つはヨドバシカメラのポイントカードです。
要するに顧客の囲い込みなわけです。「餅は餅屋に」とは全く逆の発想でして、ある特定のサービス提供者が、ある特定の顧客に対して、すべてのサービスを提供するというものです。例えば、こうです。高槻はとある楽器店Aで音響関連の機器をたくさん購入しています。A店の店員が高槻の好きそうな機器を「これ、どうですか」と勧めます。で、高槻は気にいったもの、例えば、マイクだとか波形編集ソフトのプラグインだとかを買うでしょう。
そのうち、音楽とは関係ないもの、例えば、家電とか家具とか雑貨とか、A店はこんなものまで高槻に勧めてきます。A店は高槻の購買パターンを把握しているため、A店がオススメするものは、高槻が欲しがるものばかりです。これが、My.XXXXの目指すものであり、米国で流行りつつある商売の手法なのだそうです。
街の小売業がそこまでやると情報の管理が大変ですが、ウェブベースなら自動的にやれるのでラクです。先のMy.MP3は、コンピューターが各リスナーの嗜好を分析し、自動的にオススメの曲を提示するという、かなり先進的なシステムに基づくサービスなのです。ウェブの広告に目を向けると顕著かもしれません。高槻が外国のホームページにアクセスしても、日本語のバナー広告が表示されることもあります。これはクッキーなどを使って顧客の属性を知り、最適な広告を表示しているわけです。結果として、広告の効果は大きくなります。
極端な例ですが、こんなサービスも登場するでしょう。朝起きてから、何を食べるか、どんな仕事をするか、昼食は何を食べるか、アフター5に誰と会うか、帰宅したらどんな番組を見るか、どんな音楽を聴くか、すべて提示してくれる。あれこれ迷うより、このコンピューターの提示に従う方が充実した一日を送れるかもしれません。あながち、こんな近未来は否定できないでしょうね。