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ついに買収されたMP3.com

ついに、という感じです。MP3.com, Inc.は上場当時60ドルだった株価が、一時は1ドル台にまで落ち込むという、企業としてはかなりヤバイ状態だったのですが、この度、フランスのVivendi Universalという企業がMP3.com, Inc.を買収することになりました。詳しくはこちらのニュースをご覧下さい。

MP3.com, Inc.は発足当時はZ Companyという屋号で、データベース関連の、音楽とはあまり関係ないビジネスをやっていたようです。99年の初め頃にMP3.comというサイトを立ち上げ、今日に至るまで目まぐるしい成長を遂げてきました。しかし、ネットバブルが弾けた昨年から、MP3.comのビジネスモデルに暗雲が立ち込めました。今回の買収劇はそのネットバブル崩壊を象徴する出来事でもあります。

で、買収で何が変わるのでしょうか。一般論的に言うと、MP3.comのリストラが行われると思います。買収前の株価は3ドルですが、Vivendi Universalは1株5ドルで買収したとのことですから、何らかのリストラをしない限り、収支が合いません。ニュースリリース等には良いことが書いてありますが、実際にはシビアな現実が待っているのかもしれません。

個人的には、アーティストにとって敷居が高くなるのかな、と思います。なぜなら、タダで曲を何曲でも登録できるという仕組みそのものが、アーティストにとってサービス過剰だと思うからです。高槻は当初、MP3.comは夢のような仕組みだと思っていましたが、やはり夢だったような気がします。いくら才能があったとしても、審査なしにタダで登録でき、あわよくばペイバックをもらえる、という仕組みは、どう考えても話がうますぎです。

MP3.comがこの先どうなるかは未知数ですが、アーティストとして、これまで以上に真剣にならざるを得ませんね。