上手に使い、気持ちよく使われよう
言葉は悪いですが、あえて「使う」と書くことにしましょう。誰しも一人では生きていけません。人を使ったり、人に使われたりするわけです。高槻はなるべく上手に人を使うように、また気持ちよく人に使われるよう、心がけています。
前近代的な「使う」と現代の「使う」とでは、使う側と使われる側の立場が逆転します。昔はカネを払う方が偉かったですが、最近はむしろ、カネをもらう方が偉かったりします。
世の中は複雑になり、どんな分野でも専門化が進んでいます。ですから、自分や自分の周辺だけで事をすますより、専門家に任せた方が良い結果を得られることが多いのです。仕事を「くれてやる」のではなく、自分より偉い人に「なんとかお願いする」わけです。もちろん、専門化が進んだことに加え、売り手と買い手の双方で競争が激化していることも見逃せません。
クリエイティブな仕事は言うに及ばず、単純作業であっても、使われる側の士気を高めるほど品質は高くなります。日本ですと、先進的な工場においてはそれが何十年も前から実践されていました。QCサークルがそうですね。
ですから、高槻は人に何かをお願いするとき、相手が、後輩であるにせよ、外注先にせよ、先輩にせよ、友達にせよ、受け手が最大限の力を発揮するよう、環境を整えます。そしてもちろん、逆に誰かが自分を使おうとしていたら、気持ちよく使われることにしています。
うまく使えばイチローのように素晴らしい結果を残します。使い方が最悪なのは強制連行だの奴隷労働だので、歴史に残るほどの惨事になってしまいます。
一般に、人を使うのは難しいですし、使われる側もノリ気でない場合がままあります。それでも、世の中全体が「上手に使い、気持ちよく使われる」になり、すべての人が幸せになることを祈るばかりです。これからの時代、特に必要となる倫理観だと思います。