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2003年01月25日

直感はほどほどに

昔はライブ演奏が多かったです。多い年は年間で20本くらいこなしていました。

ライブの演奏は必ず録音していましたが、演奏中はかなり自己陶酔していても、後で聴くと平凡だったりしたことも多かったですね。演奏中に何か特別のものを感じているわけですが、冷静になってみるとそうではないということです。

「直感で良いものが生まれた」というのは武勇伝としてはカッコイイですが、上記のような経験も多いので、自分としては直感を信じるのはほどほどにしています。「えいやっ!」と勢いで作ったモノは、後から冷静に再評価することにしています。

2003年01月23日

味気ないモニターが良い

昨年末にマッキーのHR824というモニターを導入しました。小さい割に低音がはっきり聴こえるので、かなりミキシングの精度が上がりました。

「現品限り」の店頭品が17万8000円もしましたが、オーディオ的にはあまりいい音ではありません。心地よい音を求めるなら、ボーズやJBLなどの方がよっぽどコストパフォーマンスが高いです。

しかし、音楽を制作するためのモニターは“脚色”がない方が良いでしょう。例えば、ボーズのオーディオ用スピーカーは、悪い音でもそこそこよく聴こえるように設計されていますが、これは良くないです。音楽制作用のモニターは、悪い音は悪い音に聴こえる必要があると思います。でないと、正しい音作りはできないでしょう。

そんな意味でHR824は脚色のないストレートな音が出ているようです。自分としては、低音をすっきりまとめるのが課題だったので、このモニターを導入して良かったです。ちなみに、高槻流は、バスドラムとベースは音量を大きめです。かつ両者がはっきり分離して聴こえるよう、EQを調整しています。生録音のドラムやベースをミックスするのは難しいですね。

2003年01月22日

「東京環状線」と呼ばせたかった人たち

“東京環状線”って覚えていますか? 開業間際になって石原都知事が「6の字運転は環状運転ではない」と反対し“大江戸線”と命名されました。

今日、その大江戸線に乗りましたが、ドアの上の路線案内図を見ると、大江戸線は綺麗な環状鉄道として表現されているのに初めて気付きました。こんな具合です。

http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/eigyou/subway/rosenzu/rosen_main.html

案内図上では山手線が左側(西側)に寄せられています。都庁の役人が意地でも大江戸線を環状線に見せようとした結果なのかどうかは知る由もありませんが、とにかく、案内図の左側は妙に情報量が多いです。路線が入り組んでいる大手町付近は、意図的に右側を賑わせるようにデザインされているような気さえしてしまいます。

東京で環状線というと、一般的には鉄道なら山手線を思い浮かべるでしょう。そして、山手線の内側が東京の中心だと思うでしょう。しかし、戦前までは違いました。山手線の内側、すなわち「山手」は江戸の西半分にすぎず、山手線の東側の「下町」が江戸の東半分でした。今でこそ都庁は、江戸時代でいう西の果て「新宿」に移転してしまいましたが、本来なら大江戸線こそが、古の東京の環状線を名乗るに相応しいのです。

ところで、東京は西向きに発展したおかげで、相対的に下町の地位が下がりました。再び活気を取り戻そうということもあり、大江戸線は下町を便利にするよう都が計画したのでした。しかし、きょう路線図を見て、都の役人は都知事の鶴の一声になんとも悔しい思いをしたのではと邪推してしまいました。

2003年01月09日

「人と同じ」かどうかはどうでもよい

アーティストとしての自分は、人と同じか違うかはあまり気にしていません。やりたいことをやった結果は、たいてい人とは異なっているものですが、もちろん、同じである可能性もあります。

「人と同じじゃイヤ!」という言い方は、非常にわかりやすい表現ではありますが、高槻としては、これはアートにおける個性ではないと思います。誰かともしくは何かと比べた時点で、評価が主観ではなく客観になっています。まわりのことを気にせずに出した結果、すなわち主観こそが個性だと思います。人がやっていることをよけながら作るのでは、まるで消去法で答えを導くかのようであり、オリジナリティがあるとは言えないような気がします。

ただしアートを売ることに主眼を置くなら、人と違った個性を目指すべきでしょう。商業的には、モノにしろサービスにしろ、ほかとどう違うのかがウリになるからです。ごく自然に自分を表現し、それが商業的にも大きな価値がある、というアーティストは立派です。

2003年01月07日

【ニューズレター】新曲2曲、11月9日のご報告

(2003年1月7日発)

皆さん、こんにちは。サックス吹き・NorikoのプロモーターのTakeです。今年もよろしくお願い申し上げます。

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1)久々に新曲 - Take's Band
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 Takeのバンドから、久々に新曲です。2曲あるうちの1曲目は「Traveler 2」。以前の作曲をアレンジしなおした演奏です。クールかつアシッドなサウンドに仕上げました。曲はこちらのページで聴いて下さい。
http://japan.artists.mp3s.com/artist_song/2995/2995063.html

 もう1曲の「Session #4」は文字通りセッション形式の曲です。ファンキーで生々しい演奏にしてみましたが、いかがでしょうか。こちらから聴いて下さい。
http://japan.artists.mp3s.com/artist_song/2995/2995063.html

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2)11月9日のご報告 - Noriko's Gig
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 昨年11月9日に、ロサンゼルス近郊のThe Oxnard Performing Arts Centerで行われた「THE WEST COAST ALL-STARS Live in Concert」にNorikoが参加しました。Eric Marienthal、Tom Scott、Chris Botti、Jonathan Butlerといったジャズ界の大物との共演しました。写真によるレポートがこちらに掲載されていますのでご覧下さい。
http://www.prosoundcommunications.com/comm_main/livereport/wcas/index.html

 本人談はこちらです。
http://www.prosoundcommunications.com/comm_main/column/noriko/dec_02/dec_02.html

(後記)
●みなさん、明けましておめでとうございます。2002年はいろいろな新しい出会いをして、それなりに充実した年でした。さて、今年はどんな年になるのでしょうか? とにかくみなさんが健康で、イキイキした1年を過ごせること祈っています。あと出来たらいっぱいお金もうけ(?!)もしたい。よろしくお願いします。(Noriko)
●カッコいい新曲をいくつか準備中です。どうかお楽しみに。(Take)

いつもご愛読ありがとうございます。2003年1月7日
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高槻長尚(Takehisa Takatsuki)
http://mp3.com/stations/norikoj (Noriko)
http://japan.mp3.com/take (Takehisa Takatsuki Group)
http://homepage2.nifty.com/latinjazz/ (ホームページ)
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ニューズレターのバックナンバーはこちらのページにあります。
http://homepage2.nifty.com/latinjazz/news_letter.html

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オンリーワンか、売れ線狙いか

芸術的にはオンリーワンがカッコいいですが、売れ線を狙うなら、ある程度は普遍性が必要だと思います。我々3人組は、日本国内だと似たバンドがありません。似たバンドがないということは、マーケットがないということであり、ひいては、ライブをやらせてくれる場所が限られますし、CDを売るのも一苦労です。会社勤めで営業をされている方なら、この辺のことは容易に察していただけるのではないかと思います。

5人編成からドラマーとベーシストが抜けたため、それまでフュージョンだったのが、アシッドジャズとスムースジャズに移行しました。国内ですとフュージョン系のバンドは多いですが、フュージョンとアシッドジャズやスムースジャズは似てかなり非なるものです。

国内では正統派のジャズや前衛的なジャズはもちろん健在です。テクノにアシッドというジャンルがありますが、我々の軸足はジャズですので、これとも異なります。あと、日本で流行っているのは、クラブジャズやフューチャージャズですが、これらも軸足はテクノ・ハウス系だと思います。

ところが、米国でジャズというと我々のような演奏が多いのです。我々は米国では売れ線狙い、国内ではオンリーワン、というヘンなネジれ現象に遭遇しています。

2003年01月05日

世の中、非線形

高くて売れないものでも値段を下げていけば、どこかで売れ出す「適正価格」があるということは、中学校で習ったかと思います。しかし、そうでないケースが多くなっているようにも思います。

いくら安くても「このパソコンは買いたくない」「このクルマはダサい」など感じたことがある人は多いのではないでしょうか。モノとしての価値だけでなく、所有する喜び=ブランドを求めること傾向が強くなっていることの現れだと思います。売れる延長線上に売れないことがあるのではなく、その逆でもありません。売れることと売れないことは、全く別の層にあるものだと言えます。つまり、需給曲線のような線形では表現できない、と言えるでしょう。

1996年頃の自分の体験ですと、パソコン雑誌は500円前後のものと1000円前後のものの2つのマーケットがありましたが、その中間の価格帯の雑誌は非常に少なかったです。500円前後の雑誌は初心者向けで楽しい内容でもちろん大部数、1000円のそれは上級者向けで濃い内容でした。では、750円にして中級者向けにほどよく読み応えのある雑誌を作れば良いではないか、と思い付くのですが、それに該当するマーケットは実際には多くはありませんでした。

どこに新規のマーケットがあるのか、当てるのは難しいですね。