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世の中、非線形

高くて売れないものでも値段を下げていけば、どこかで売れ出す「適正価格」があるということは、中学校で習ったかと思います。しかし、そうでないケースが多くなっているようにも思います。

いくら安くても「このパソコンは買いたくない」「このクルマはダサい」など感じたことがある人は多いのではないでしょうか。モノとしての価値だけでなく、所有する喜び=ブランドを求めること傾向が強くなっていることの現れだと思います。売れる延長線上に売れないことがあるのではなく、その逆でもありません。売れることと売れないことは、全く別の層にあるものだと言えます。つまり、需給曲線のような線形では表現できない、と言えるでしょう。

1996年頃の自分の体験ですと、パソコン雑誌は500円前後のものと1000円前後のものの2つのマーケットがありましたが、その中間の価格帯の雑誌は非常に少なかったです。500円前後の雑誌は初心者向けで楽しい内容でもちろん大部数、1000円のそれは上級者向けで濃い内容でした。では、750円にして中級者向けにほどよく読み応えのある雑誌を作れば良いではないか、と思い付くのですが、それに該当するマーケットは実際には多くはありませんでした。

どこに新規のマーケットがあるのか、当てるのは難しいですね。