オンリーワンか、売れ線狙いか
芸術的にはオンリーワンがカッコいいですが、売れ線を狙うなら、ある程度は普遍性が必要だと思います。我々3人組は、日本国内だと似たバンドがありません。似たバンドがないということは、マーケットがないということであり、ひいては、ライブをやらせてくれる場所が限られますし、CDを売るのも一苦労です。会社勤めで営業をされている方なら、この辺のことは容易に察していただけるのではないかと思います。
5人編成からドラマーとベーシストが抜けたため、それまでフュージョンだったのが、アシッドジャズとスムースジャズに移行しました。国内ですとフュージョン系のバンドは多いですが、フュージョンとアシッドジャズやスムースジャズは似てかなり非なるものです。
国内では正統派のジャズや前衛的なジャズはもちろん健在です。テクノにアシッドというジャンルがありますが、我々の軸足はジャズですので、これとも異なります。あと、日本で流行っているのは、クラブジャズやフューチャージャズですが、これらも軸足はテクノ・ハウス系だと思います。
ところが、米国でジャズというと我々のような演奏が多いのです。我々は米国では売れ線狙い、国内ではオンリーワン、というヘンなネジれ現象に遭遇しています。