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2004年05月28日

美術系な人を尊敬する

美術のクリエイターさん達を非常に尊敬しています。美術のこと自体よくわかりませんし、感覚的にしか言えませんが、音楽はリズムとか音階とか、ある程度決まったワクの中で作るもの、美術はワク自体から作るもの、という気がします。

ノリが悪く音程も悪い演奏を「これがオレ流だ」と言い張ったところで、あまり受け入れられません。ところが、美術の世界ではそれに該当することもアリなのかもしれませんと勝手に考えています。

例えばリズムについて。例えば、何もない時間軸をレイヤー0とします。そこに定義される4拍子とか3拍子をレイヤー1とします。さらに、その拍子に乗る実際のリズムはレイヤー2でしょう。レイヤー1で規則性が定められ、レイヤー2でリズムの心地よさが色づけされるといった感じでしょうか。レイヤー2は「テンポ感」「ノリ」とも言えますね。

音楽の場合、上記のレイヤー2を作り、演奏するわけです。しかし、美術はレイヤー1から作るのはないでしょうか。

レイヤー1を物理フォーマット、レイヤー2を論理フォーマットに例えても良さそうです。

上記はあくまで感覚的な考えですが、とにかく、音楽よりも一回り大きい創造性が必要な気がするので、すごく尊敬してしまうわけです。

2004年05月27日

怒りをぶつけることと問題を解決することは両立しない

北朝鮮による拉致に関していつも思うのは、怒りをぶつけるほど問題の解決が遠くなる気がすることです。いくら相手が憎くても、真相を知りたいなら、家族を帰してほしいなら、感情は抑えるべきでしょう。

ビジネスの世界では、怒りをぶつけるのはご法度とされていますね。何の解決にもならないどころか解決そのものが遠のくからです。

このことは政治や男女の仲など、何についても言えそうです。

「ねたバレせず規則的に」が重要だ!

「Funk Calls Me Again」という、旧作の“本歌取り”な曲を作っている最中です。旧作同様、「ねたバレ」しないよう、かつ規則性も保つよう、四苦八苦しています(^^)

あまりに規則正しく変化に乏しいメロディーは、聴いていてつまらないと思います。個人的には「ねたバレ」と呼んでいますが、最初の数小節を聴いただけで続きが導き出されるような曲は、オリジナリティーが低いと思います。なぜなら、規則的な部分をその作曲者以外が作れてしまうからです。

かといって、無茶苦茶に発展させるのでは形式美がなく、これまた別の意味でオリジナリティーに欠けるでしょう。最初の数小節の後を自然につなげてこそ、特有の“色”になりえるわけです。

つまり、規則性を保ちつつねたバレもしないような、微妙なバランスが重要なのでしょう。「A-A'-B-A'」「A-B-C」といった形式は、それを手っ取り早く具現化するための、先人が考えてくれた貴重なテンプレートだと思います。昔の人はエラい!

2004年05月23日

録音というより音楽が珍しかった頃のレコード

1940年代のチャーリー・パーカーの録音を聴くと、どれも同じに聴こえてしまいます(^^) ジャズ業界おなじみの“パーカーフレーズ”は既にこの頃完成していて、そのパーカーフレーズ(=ソロ)を中心に演奏しているので、必然的にどれも同じになります。

ジャズはニーズよりもシーズな音楽ですし、何より、40年代は録音はおろか音楽すら珍しかったので、当時のレコードは現代のCDような緻密なコンテンツには至らなかったようです。

パーカーの場合、スタジオに入って、ディレクターが録音ボタンを押そうとすると「ちょっと待って!」と言います。で、何をするのかというと、その場で8小節だけメロディーを作るのです。これがAメロです。Aを2回繰り返し、Bの部分は趣くままに8小節を即興で演奏し、またAを1回だけ演奏します。ジャズで言うところの“循環コード”の曲が出来上がりです。

テーマがない曲もありますし、ほとんどの曲のコード進行は、スタンダードの何かと全く同じですので、“音を鳴らしている”以外の付加価値はほとんどないと言ってよいでしょう。それでも商品になるくらい天才的な演奏だったわけですが、音が鳴ること自体が珍しかった時代だからこそ売れた、と言えそうです。

ちなみに、曲名は、録音が終わってから、ディレクターが名付けたことも多々。リハなしぶっつけ本番での録音も多々です。

2004年05月17日

カップヌードルとスタイラスの共通点

日清のカップヌードルは1971年の登場以来、2003年の夏までに全世界で200億食が売れたそうです。代用食の域を超えていますね。とかく敬遠しがちな“ジャンクフード”ですが、こんなに売れたのは、本物のラーメンを目指さなかったからだと思います。

人造のモノを作るとき、ややもすると「いかに本物に近づけるか」という意識が働いてしまいます。しかし、カップヌードルは全く逆でしょう。くにゃくにゃの縮れ麺、くどくて刺激的なスープは、本物のラーメンなら絶対に目指しません。カップヌードルはウソを追求した部分にこそ独自性があると言えるでしょう。

ところで、スタイラス(Stylus)という、ソフトリズムマシンを使っています。これの良さは、カップヌードルの美味しさにつながるものがあると思っています。

ここに音源をアップしてありますが、こんな音色のドラムセットはこの世に現存しません。リズムが跳ねているので聴くだけではわかりにくいですが、実はリズムが少し揺れています。グルーブという意味では本物指向なのかもしれませんが、音色は偽物指向、しかしトータルで見ると、やはり本物のシミュレーションではありませんので、スタイラス独自の音です。

ちなみにスタイラスには、本物指向のサンプルも数多く収録されています。例えばコンガの音はこんな感じです。恐らく、本物の演奏を録音し、それをMIDIデータとして分解しているのだと思います。

感性の面では、本物か偽物かはどうでも良いことだと思います。しかし、中途半端に本物に近いと、「本物を真似ようとしているが達していない」という“論理”に、感性がつぶされてしまいます。

2004年05月12日

「速度規制」「チェーン規制」という、いい加減なくっつけ方

高速道路で雨や雪が振り出すと「速度規制」が始まりします。雪が積もってくると「チェーン規制」に変わります。

本当はこの2つの表現を並べるのはおかしいです。「速度規制」の方で「速度」を出すことを「規制」するという意味を定義しておきながら、「チェーン規制」の方は「チェーン」をつけることを規制するという意味ではありません。逆ですね。

「規制」の前にある単語(=速度、チェーン)と「規制」の関係が、「速度規制」と「チェーン規制」とで正反対になってしまっています。これで混乱が起きないのは、ドライバー全員が、「速度」と「規制」の関係、「チェーン」と「規制」の関係を知っているからです。逆に言うと、くっつけられた2つの単語の関係を知らないと意味は理解できないということです。

意味さえ通じれば便利な「くっつけ言葉」ですが、背景をよく知らない人に説明するときには使うのを避けたいところです。

2004年05月11日

「化学調味料」あらため「うまみ調味料」

味の素のことをとかく悪く言う人が多いのですが、個人的にはよく考えられた調味料だと思っています。味の素は、現在は、さとうきびから抽出されていますが、そんな意味では、砂糖や塩と変わらない調味料と言えるでしょう。

今でこそ「うまみ調味料」などと呼ぶようですが、以前は「化学調味料」でした。本当に石油から合成されていたのです。かといって、害があったわけではありません。それに、味の素は、遺伝子がどうのこうのといったややこしい化学構造でもありませんし。

中華料理には、必ずと言ってよいほど、味の素がふんだんに使われています。中国人は合理的ですので、ためらうことなく使うそうです。中華をあまりたくさん食べ過ぎると顔が痺れますが(中華料理症候群)、昆布で同じ味付けをしても起こる現象です。そもそも、昆布のうまみ物質を結晶にしたものが味の素なわけですし、グルタミン「酸」なわけですから、刺激はあります。

肥満の元になりやすい砂糖の方が、よっぽど体に悪いような気がしますね。

2004年05月10日

「いちごのような味」の日本酒

日本酒通のアメリカ人が、日本酒について書いているコラムがあります。

http://www.yomiuri.co.jp/wine/sake/20040204uk11.htm

日本酒の味を、例えばアメリカ人なら直接的に「いちごのような味だ」などと表現するのに対して、日本人なら漠然と「丸みがあってコクがある」なのだそうです。

似たようなことを映画で感じます。アメリカの映画はストーリーがハッキリしていてわかりやすいですが、ヨーロッパのそれは、なんとなく漠然としたものを感じてしまいます。

音楽もそうでしょうか。アメリカの音楽は一般にメロディーがハッキリしていると思います。ヨーロッパの音楽はよく知りませんが、ヨーロッパで流行っているようなテクノ系、ダンス系は、つまりリズム中心の音楽は、アメリカでは主流でないらしいです。

好みの問題でしょうが、自分は「直接的」が好きですね。

AW4416がいらなくなる日

古い録音をどんどんPCに取り込んでいます。3カ月後にはAW4416が不要になっていることでしょう(^^)

その代わりといってはなんですが、5月4日に書いているように、モバイル用としてノートPCが欲しいなぁと思っています。

2004年05月08日

録音終了

まもなく「Precious」というCDをリリースする予定ですが、最後のトラック「Both Light and Dark」の録音がやっと終わり、今日は3人で10曲のミックスを確認しました。

ほぼ3年がかりですが、なかなかの力作です。Cubaseの使い方にも慣れ、そこそこの高音質になりそうです(^^) 昔のエンジニア・プレーヤーは苦労したんだろうなぁと感慨深くなってしまいます(^^;;

2004年05月04日

最新機器をモバイルしようという野望ですが…

買いまくった機器を外に持っていけないか、検討中(妄想中(^^)です。デスクトップPCを動かすのはあまりにも大変ですので、ノートPCを買えば良さそうです。

ところが、プリアンプがすごく重いのです。オールインワンなAW4416が11.8kgなのに、プリアンプ「HA4010」だけで12.8kgもあるのです。このプリアンプは2Uなのですが、1UのRosetta 800と、ThinkPad T41(これが欲しい)とを、4Uのケースに入れ、台車に乗せてゴロゴロ転がすことになるのでしょうか。

ちなみに、デスクトップPCのラックはキャスター付きですが、家からスタジオまで転がして行くことも視野に入れて買いました(^^)

夕方のような朝

いま6時35分ですが、東の空はどんよりと曇って暗く、西北の空は雲が少なく明るいです。まるで夕方のようです(^^)

さっき「秋鮭弁当」なるを買ってきましたが、具に味がなかったです(^^) そもそも、この時期に「秋鮭」と名づけているところが弱すぎ。コンビニに行くなら、弁当よりインスタントラーメンの方が美味しいと思いますが、夜食がまさにインスタントラーメンなのでした(^^;;

連休4日目突入ですが、昨日までに録音、ミックス、ジャケットの材料等たまっていた作業を終了させました。新曲のデモも少し作ってみたりと。

机の上に置くために、なんとなく61鍵のMIDIキーボードが欲しいです。いま使っているのは73鍵盤なのでちょっと邪魔。

2004年05月02日

数年後に流行るか?――「Win-Winの関係」

「勝ち組・負け組」「ナンバーワンよりオンリーワン」――今になって世間一般で流行しているようですが、これらの言い回しは、90年代末に産業界で既に言われていた言葉です。ならば、数年後に「Win-Winの関係」が世間一般に流行るのでしょうか(^^)

相手からカネを引き出すのが商売ではありますが、昔なら、少なからず相手に対して“死なない程度に相手から搾取する”的な部分があったと思います。

しかし、相手があってこその商売です。今ではもっと積極的に、自分も潤い相手も潤う、というビジネスモデルが追求されつつあります。これを「Win-Win(ウィンウィン)の関係」と言います。こちらの方が合理的ですね。