今時のターミナル駅では非常に珍しいバリアフリー
駅は改築すると、必ずと言ってよいほど不便になります。階段が増えたり、歩く距離が長くなったりと。。
が、今さら気付きましたが、西武池袋線の池袋駅では、ホームの途中に改札口があり、非常に便利です。通常、ターミナルの終着駅では線路の行き止まりの先に改札があるので、下り側先頭車両と改札は、かなりの距離があります。京王井の頭線の渋谷駅のように、下り側先頭車両付近に出口がある場合もありますが、ほとんどは、階段やエスカレーターを使う必要があります。そうしたターミナルの宿命的な“欠陥”を生じさせない構造になっている西武池袋駅は、巨大ターミナルとしては非常に珍しい存在です。
このホームはさらに、階段やエスカレーターを使うことなくコンコースに出られるので、バリアフリーの観点からは最も理想的です。まあ、これほど便利なのは1番線だけなのですが。。

最近、なくなりつつある国鉄時代の駅を思い出しました。かつての駅は、改札を入ったところがすぐ1番線になっていて、途中に段差がありませんでした。駅の構内では、線路を敷いてある部分の路盤をわざわざ下げて、地上とホームとを同一平面にしていました。うちの近所だと、数年前までの武蔵小金井駅がそうでした。
典型的なホームの配置は、1番ホームの向こうに“島式”の2番線と3番線がある構造。2~3番線に行くには、ローカル線だとかつては、ホームの中ほどで線路に下りる階段を使うようになっていました。こ線橋や地下通路に比べると階段を上り下りする段数がが少ないわけです。ちなみに、安全に階段を使えるよう、列車が到着してから、駅員が客を階段に誘導していました。
昔読んだ本によると、イギリスでは、上り列車も下り列車も1番線を使うことで、構内の横断をなくしているそうです。
エスカレーターもエレベーターも、バリアフリーという言葉もなかった時代の、先人の最大限の知恵です。