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2005年05月27日

ニートの気持ちはなんとなくわかる

オジサンたちがニートな若者を批判するのは、おかしいと思っています。

批判する側は給与や年金など経済的に勝ち逃げ、批判される側は将来の期待値が極少。これでは、やる気が出ないのは当然です。むしろ、いい思いをしてきたオジサンたちが、ツケを払うのは当然だと思います。

それほど働かなくても十分に生活できる世の中になったのに、相変わらず働かないことを悪とみなす考え方にも賛同できません。こんな価値観を持ち続けてるから、ホワイトカラーの生産性が上がらないのです。

2005年04月17日

お縄な人をのぞみで護送

16日はのぞみ9号に乗って神戸へ。

品川で、手錠を隠すかのように腕に包帯をグルグル巻いた男と、後ろからその男のベルトに縄をかけた男が乗ってきました。車内放送で「危険物を持ち込まないで…」と言っているのに、危険人物の護送はよいのだろうか。名古屋で降りていきました。

2005年01月27日

海老沢のバカタレ

懲りない人ですね(^^) 恐らく、この人ほど嫌われている人は、将来も現れないでしょう。

職員に「『巨大化、商業化、民業圧迫』といったNHKの躍進を妬(ねた)む…」とメールしたそうですが、いかにズルい仕組みで協会が成り立っているか、わかっていないようです。もっとハッキリ言えば、受信料はもらって当たり前と思っているのでしょう。

メディアの広告の営業は、非常に大変な仕事です。編集・制作サイドがクライアントを批判する内容を放送するかもしれない――これに怯えながら営業する点が、一般の営業活動と大きく異なります。

もちろん、NHKが本気でCM枠を売り出したら、他の民放を圧迫するでしょう。それでも、現在の方が不合理かつ不健全なのは確かです。

職員の傲慢を経営者が戒めることはよくありますが、NHKはなぜか逆です。今回のことを機に、現場にさらにしわ寄せがくることは必至なのに、残された職員の方々が、かわいそうです。

2005年01月23日

受診するのに体力が必要だ

人間ドックに行きましたが、胃を柔らかくするための注射とバリウムの前に飲んだ炭酸のために、体調が非常に悪くなりました。なにか、本末転倒な気がしました。

2004年09月30日

モノつくりは、コロンブスの卵だ!

久々にメーカーに取材に行きました。話は面白かったです。

モノつくりは、いわば「コロンブスの卵」の塊だと思います。出来てみればたいしたことはないのですが、それを思いつき、形にするのが、非常に大変です。音楽も同じですね。こうした苦労は、わからない人には、残念ながらわかってもらえないのですが。

というわけで、CDのジャケットを今日やっと入稿してきました。早ければ明日、音源を入稿するつもりでいます。

実は、ジャケットは某サイトにもうアップされています。モザイクもありません(^^) 興味がある方は探してみて下さい(^^;;

2004年08月19日

世界で戦うには、新しさが必要だ

ヨミウリオンラインからの引用です。

----------------------------------------  光男さんは1960年のローマ五輪から78年のストラスブール世界選手権まで、五輪・世界選手権で団体10連覇を達成した「体操ニッポン」の黄金期を担った。鉄棒の「月面宙返り」、跳馬の「ツカハラ跳び」。独創的な技で世界を驚かせ、五輪で5つの金を取った。しかし、小学4年で体操選手を志した1人息子の指導は自分に禁じた。

 「やってみたいとは思ったが、僕の体操はすべて自己流。中国、ソ連はまったく新しい体操を始めていた。正直、自信がなかった」 ---------------------------------------- <2004年8月17日・アテネ2004特集から>

 体操のことは全く知りませんが、やはり、世界を舞台に戦うには、時代の潮流に乗った、新しい表現であることが必要ということなのでしょうか。

 音楽にも全く同じことが言えると思います。

2004年08月12日

自分が変わっていると思うありがちさ

どうも、ここ数年で他人を見る目が変わった気がします。本人が自分で「変わっている」と思う人が、逆に平凡でありがちに見えてしまうのです。

グルメに凝る人、極端な健康志向、超マイナーな音楽を好む人など、そういう「尖がった」モノを目指す人が増えたからでしょうか、自分がひねくれているのでしょうか(^^)、とにかく、そういう人達がステレオタイプにしか見えません。

2004年07月27日

返すより借りる方が難しい

莫大な借金を背負っていますが、借金させてくれた三井住友銀行にたいへん感謝しています。いろいろ調べて実感したのは、おカネは、返すことはもちろん大変ですが、それよりも借りることの方が難関です。新居を買うのに必要なローンが組めるかどうか銀行に打診してから旧宅を売りました。

今時の賢いローン利用法とは、なるべく安い金利で借りてなるべくたくさん繰上返済することだと思います。

「長期そこそこ低金利」も魅力ですが、収入が増えないまま金利だけが上昇することは(ミクロでは)考えにくいので(職を失う可能性はあり)、なるべく低い金利を選択しておくのが有利だと思います。もし、本格的に金利が上昇してきたら、長期固定金利以外の人向けの乗換ローンが開発・販売されると思いますので、比較的、楽観的に考えてしています。今時の銀行さんは借りてほしくてしようがないでしょうから。

しかし、ここで盲点があります。ほかのローンに乗り換えるためには、物件に担保価値が十分に必要です。例えば、4000万円のマンションを3200万円のローンで買えば、そのマンションに3200万円の抵当権が付くはずです。借り替えようと思ったときに、ローンの残高が3000万円、物件の評価額が2500万円だとすると、借り換えはたぶん出来ません。

こうならないためにも、なるべく繰上返済してローンの残高を減らし、物件の評価損に備えるべきだと思うのです。新築のマンションは買った瞬間に値段が2割下がるといわれていますし、今時、新築から10年経たないうちに、評価額が半額になるマンションは珍しくありません。

2004年07月02日

「何でもできる」という没個性

いろんなことが出来ると、たくさん仕事が来そうに思えます。しかし、えてしてどれも中途半端になりがち。

カネを出す方もそれを何となく感じるのではないでしょうか。例えば、デパートがテナントとして専門店を入れたがるのも、そうした背景があるでしょう。何でもできるというのは、ビジネスの世界では、何もできないというのと同じレベルにしか見られません。

本当にいろんなことがデキる人は、あえてウリを絞り、マルチなことを訴求しないものです。

ということで、ジャズとサックス以外やらないことを再認識したこの瞬間でした(^^) 以前に書いたかもしれませんが、マイルスデイビスは「お望みなら世界一のロックバンドを作ってみせよう」と言ったらしいです。この人、楽器はかなり下手というのが定説なんですが(^^;;

2004年05月28日

美術系な人を尊敬する

美術のクリエイターさん達を非常に尊敬しています。美術のこと自体よくわかりませんし、感覚的にしか言えませんが、音楽はリズムとか音階とか、ある程度決まったワクの中で作るもの、美術はワク自体から作るもの、という気がします。

ノリが悪く音程も悪い演奏を「これがオレ流だ」と言い張ったところで、あまり受け入れられません。ところが、美術の世界ではそれに該当することもアリなのかもしれませんと勝手に考えています。

例えばリズムについて。例えば、何もない時間軸をレイヤー0とします。そこに定義される4拍子とか3拍子をレイヤー1とします。さらに、その拍子に乗る実際のリズムはレイヤー2でしょう。レイヤー1で規則性が定められ、レイヤー2でリズムの心地よさが色づけされるといった感じでしょうか。レイヤー2は「テンポ感」「ノリ」とも言えますね。

音楽の場合、上記のレイヤー2を作り、演奏するわけです。しかし、美術はレイヤー1から作るのはないでしょうか。

レイヤー1を物理フォーマット、レイヤー2を論理フォーマットに例えても良さそうです。

上記はあくまで感覚的な考えですが、とにかく、音楽よりも一回り大きい創造性が必要な気がするので、すごく尊敬してしまうわけです。

2004年05月27日

怒りをぶつけることと問題を解決することは両立しない

北朝鮮による拉致に関していつも思うのは、怒りをぶつけるほど問題の解決が遠くなる気がすることです。いくら相手が憎くても、真相を知りたいなら、家族を帰してほしいなら、感情は抑えるべきでしょう。

ビジネスの世界では、怒りをぶつけるのはご法度とされていますね。何の解決にもならないどころか解決そのものが遠のくからです。

このことは政治や男女の仲など、何についても言えそうです。

2004年05月12日

「速度規制」「チェーン規制」という、いい加減なくっつけ方

高速道路で雨や雪が振り出すと「速度規制」が始まりします。雪が積もってくると「チェーン規制」に変わります。

本当はこの2つの表現を並べるのはおかしいです。「速度規制」の方で「速度」を出すことを「規制」するという意味を定義しておきながら、「チェーン規制」の方は「チェーン」をつけることを規制するという意味ではありません。逆ですね。

「規制」の前にある単語(=速度、チェーン)と「規制」の関係が、「速度規制」と「チェーン規制」とで正反対になってしまっています。これで混乱が起きないのは、ドライバー全員が、「速度」と「規制」の関係、「チェーン」と「規制」の関係を知っているからです。逆に言うと、くっつけられた2つの単語の関係を知らないと意味は理解できないということです。

意味さえ通じれば便利な「くっつけ言葉」ですが、背景をよく知らない人に説明するときには使うのを避けたいところです。

2004年05月02日

数年後に流行るか?――「Win-Winの関係」

「勝ち組・負け組」「ナンバーワンよりオンリーワン」――今になって世間一般で流行しているようですが、これらの言い回しは、90年代末に産業界で既に言われていた言葉です。ならば、数年後に「Win-Winの関係」が世間一般に流行るのでしょうか(^^)

相手からカネを引き出すのが商売ではありますが、昔なら、少なからず相手に対して“死なない程度に相手から搾取する”的な部分があったと思います。

しかし、相手があってこその商売です。今ではもっと積極的に、自分も潤い相手も潤う、というビジネスモデルが追求されつつあります。これを「Win-Win(ウィンウィン)の関係」と言います。こちらの方が合理的ですね。

2004年04月14日

被害者はむしろ加害者

そろそろ書いても良さそうなネタなので、思うところを。

イラクの3邦人がテロリストに人質として捕らわれている、という前提での話です。

彼らは自分たちのことを被害者だと思うでしょうが、高槻はむしろ彼らこそ加害者だと思います。理由は、テロリストの温床を作ってしまったからです。彼らがイラク入りしなければ、テロリスト達の“悪の活動”はなかったはずです。

テロを誘発しただけでなく、政府は大混乱です。そんな意味で政府は被害者なのではないでしょうか。彼らはやむを得ずイラク入りした、というわけでないので、弁解の余地はありません。

高槻が深夜コンビニでバイトしていたころは、防犯ビデオがまだありませんでした。店長には「きちんと働いていれば強盗は絶対に来ない」と言われました。強盗も命がけですから、自らの“賭け”が成功しやすい店、つまり店員に隙がありそうな店を選ぶわけです。逆に言うと、すべてのコンビニの店員がきちんと働いていれば、強盗なんていう“割の合わない”商売を手がける輩はいなくなるのです。

それにしても今回の事件、2ちゃんねるでは、自業自得どころか自作自演とまで言われてしまっている彼らです。

2004年03月30日

紙媒体も捨てたものではない

街中を歩く人、100人に聞きます。いまケータイ持っていますか? カバンの中に本か新聞が入っていますか?――前者がイエスの人は、たぶん8割を超えるでしょう。後者は半分にも満たない気がします。

きょう電車の中で観察してみました。自分が座っている7人掛けと向かい側の7人掛け、そして、こちらの7人掛けと向こうの7人掛けに挟まれた立ち客4人、合計18人が何をしているかです。

ケータイに没頭している人は4人、そして本か夕刊紙を読んでいた人も4人いました。紙媒体が廃れて久しいですし、本よりもケータイを所持する人がきっと多いであろう車内でも、紙派が健闘しました。意外です。降りる直前にもう一度カウントしたら、電波な人(^^)が2人に対して、紙な人が4人と勝利していました。

新聞・出版は未曾有の不況ですが、捨てたものではないことが、よくわかりました。もちろん、中央線のアナログ指向を割り引いて考える必要はあります。

ところで、前述の18人の中で音楽を聴いていた人はわずか2人。音楽業界はもっと厳しいんでしょうな。

高槻はボーっとしていました。最も消費に結び付かない属性ですね(^^)

2004年01月10日

倒産しない役所

公の場で公務員や役所の“悪口”を言う人が多いかと思います。特にウェブ上では顕著です。しかし、相手が公務員なら悪口を言ってもよいという風潮が、なぜ、まかり通っているのでしょうか。漠然と「相手は公務員だから」と思っている人が多いような気がします。

理由は、わかりやすく言えば、悪口を言われてもクビにならないからです。逆に言うと、必要以上の悪口が公務員に目に見える不利益を与えるとすれば、その悪口を言った人は責められます。

例えば、公務員に本格的に成果主義が導入されたとしましょう。仮に、ある公務員Aさんが一般人Bさんから必要以上の悪口を、例えばウェブサイトに掲載されたとしましょう。もし、これが理由でAさんの給与が下がったり解雇されたりすれば、BさんはAさんから「過剰なまでの悪口によって経済的な損失を被った」との裁判を起こされるでしょう。

公務員を叩いてよいのは、あくまで公務員の地位が安泰だからです。

高槻がペーペーの記者だったころは、先輩から「フツーの会社は役所と違って、根拠なしに悪い記事を書くと倒産するから、気をつけるように」と忠告されたものです。

ウェブ等に文句を書いている人で、こういうことまで承知している人はいったい何人いることやら。。

2003年02月17日

2倍売れるか2倍作るか、それが問題だ!

時給1000円のアルバイトを侮れません。不眠不休で働けば、1000円×24時間×365日=876万円にもなります。が、こんな働き方をする人はまずいないでしょう。同じ年収876万円なら、時給4000円×9時間×243日であってほしいと思うものです。

経済的に2倍豊かになるということは、「作る」立場であるなら、単位時間内に2倍売れるモノを作るか、2倍の速度で作るか、どちらかしか選択肢はないと思います。前述の例は極端ですが、労働時間を2倍延ばして収入を2倍にしても豊かとは言えません。

売れるモノは売れることを狙って作れるものではありません。よって、職業人としての自分は、なるべくモノを早く作るように心がけています。

2003年01月05日

世の中、非線形

高くて売れないものでも値段を下げていけば、どこかで売れ出す「適正価格」があるということは、中学校で習ったかと思います。しかし、そうでないケースが多くなっているようにも思います。

いくら安くても「このパソコンは買いたくない」「このクルマはダサい」など感じたことがある人は多いのではないでしょうか。モノとしての価値だけでなく、所有する喜び=ブランドを求めること傾向が強くなっていることの現れだと思います。売れる延長線上に売れないことがあるのではなく、その逆でもありません。売れることと売れないことは、全く別の層にあるものだと言えます。つまり、需給曲線のような線形では表現できない、と言えるでしょう。

1996年頃の自分の体験ですと、パソコン雑誌は500円前後のものと1000円前後のものの2つのマーケットがありましたが、その中間の価格帯の雑誌は非常に少なかったです。500円前後の雑誌は初心者向けで楽しい内容でもちろん大部数、1000円のそれは上級者向けで濃い内容でした。では、750円にして中級者向けにほどよく読み応えのある雑誌を作れば良いではないか、と思い付くのですが、それに該当するマーケットは実際には多くはありませんでした。

どこに新規のマーケットがあるのか、当てるのは難しいですね。

2002年08月21日

議論に勝つことと心を動かすこと

昔「ディベート」というのが流行りましたね。ビジネスに限らずこれを持ち込もうとする人は少なくないですが、ディベートには危険な面も多いです。

議論に勝つことと人の心を動かすことは全く別物だと思います。「議論に勝ったからオレが正しい」では、人は動いてくれません。重要なのは、相手を論破することではなく、相手をその気にさせることです。外務大臣時代の田中眞紀子氏が失脚したのは、まさにこれが理由ですね。

もう一つ大事なのは「好き」を「正義」に摩り替えないことです。「こういう理由があるからオレの言うことは正しいはずだろ」という力説の多くは、単に「お前、そうしたいだけとちゃうんか?」だったりします。自分の好き嫌いの結果を、社会の正義として摩り替えるのはみっともない限りです。

思うに、リーダーなら「オレはこうしたい」とだけ言いえばよし、理由など必要ないと思います。日本は大義名分を重んじる社会なので、何をやるにも理由付けが必要になりますが、無理して理由を求めると、誰がリーダーになっても同じ、ということになりかねません。

2002年08月18日

上手に使い、気持ちよく使われよう

言葉は悪いですが、あえて「使う」と書くことにしましょう。誰しも一人では生きていけません。人を使ったり、人に使われたりするわけです。高槻はなるべく上手に人を使うように、また気持ちよく人に使われるよう、心がけています。

前近代的な「使う」と現代の「使う」とでは、使う側と使われる側の立場が逆転します。昔はカネを払う方が偉かったですが、最近はむしろ、カネをもらう方が偉かったりします。

世の中は複雑になり、どんな分野でも専門化が進んでいます。ですから、自分や自分の周辺だけで事をすますより、専門家に任せた方が良い結果を得られることが多いのです。仕事を「くれてやる」のではなく、自分より偉い人に「なんとかお願いする」わけです。もちろん、専門化が進んだことに加え、売り手と買い手の双方で競争が激化していることも見逃せません。

クリエイティブな仕事は言うに及ばず、単純作業であっても、使われる側の士気を高めるほど品質は高くなります。日本ですと、先進的な工場においてはそれが何十年も前から実践されていました。QCサークルがそうですね。

ですから、高槻は人に何かをお願いするとき、相手が、後輩であるにせよ、外注先にせよ、先輩にせよ、友達にせよ、受け手が最大限の力を発揮するよう、環境を整えます。そしてもちろん、逆に誰かが自分を使おうとしていたら、気持ちよく使われることにしています。

うまく使えばイチローのように素晴らしい結果を残します。使い方が最悪なのは強制連行だの奴隷労働だので、歴史に残るほどの惨事になってしまいます。

一般に、人を使うのは難しいですし、使われる側もノリ気でない場合がままあります。それでも、世の中全体が「上手に使い、気持ちよく使われる」になり、すべての人が幸せになることを祈るばかりです。これからの時代、特に必要となる倫理観だと思います。

2002年02月24日

バレてしまった雪印

雪印は完全にクロでしたが、世の中の多くのことがグレーゾーンだったりします。

税金に例えてみましょう。節税が行き過ぎると脱税になりますが、バカ正直に税金を払うのではなく節税にチャレンジしてみるという選択肢があります。そうしたチャレンジをクリアできた人こそが現実の世の中を勝ち抜けるような気すらします。

昔、田原総一郎がテレビでこんなことを言っていました。マスコミの仕事は、刑務所の塀の上をバランスを取りながら歩いているようなものだと。取材活動はもちろん、記事や番組での取り扱い方などは非常にきわどく、一つ間違えると大事になる。つまり、バランスを崩すと刑務所側に落ちてしまうのだと。

しかし、これは意外と誰にでも当てはまるのかもしれません。きれいごとだけで平和に暮らせるほど今の世の中に余裕はないと思いますね。雪印は誰の目にも犯罪にしか見えませんが、グレーゾーンとシロとの境界線付近で頑張っている人は多いと思います。そして、そこで勝てた人だけが“残れる”のかもしれません。

2002年02月13日

コラム執筆にかける時間

このコラムを書くのにかける時間は、早ければ10分程度。長くても30分くらいで仕上がるよう心がけています。事実関係や具体的な数字を調べていると1時間くらいかかることもありますが、忙しいのでなるべく短時間で書くようにしていますね。「4500マイル物語」などの長編は、延べで10時間くらいかけることもあります。

今はネタをためてあるので、すいすい書けるわけです。「今日はこれ書こう」と思いついたら、すぐに執筆開始。書こうと思った瞬間にタイプし出すのがツボですね。義務感は完全にゼロですから書けないわけがありません。

最近は言わなくなりましたが、高槻の勤務先では“時速100行”なら書くのが早いとされます。1行あたり16~20字という“日経BPスタイル”での話ですから、文字数に換算して、1時間あたり1600~2000字書ければ早いといったところでしょうか。

少し脱線しますが…、16~20字詰めでの話ですが、1つの話題を10行前後にまとめます。そして、30~40行おきに小見出しを立てます。つまり10行前後の話題が30~40行おきにさらにまとまるように書く――これを目指して書くと、何故か体裁の良い文章になるみたいです。これこそ“日経BPスタイル”です。

高槻がこのコラムで書く文章は、なるべく短くなるよう、心がけています。実用的なネタが多いので、長いよりは短い方が読む人のためになるであろうと思うわけです。今書いているこの文章も20行くらいバッサリと切り捨てました。

さて、ここまで書くのに30分かかっています。18字詰めなら時速74行。ちょっと遅いですかね(^^)

2002年02月11日

「こまめに消す」は正しいか

高槻の自宅は、エアコンや照明、テレビ、パソコンなどがつけっぱなし。こまめに電気を消すというのは本当に正しいことなのかどうか疑問だからです。

こまめに消すと電気代が安くなり、ひいては二酸化炭素の排出量を減らすことにつながります。しかし、一方で、機器の寿命を縮めることにもなると思うのです。機器を生産するのに消費するエネルギーは、日頃の電気の節約と比べものにならないほど大きいかもしれません。

例えば、電球。この電球がイカれるのは、大抵の場合、スイッチを入れた瞬間です。スイッチを入れると電線が高音になり、金属的な意味で、その急激な高音化に耐えられなくなって断線、つまり光らなくなるわけです。

高槻はエネルギーを浪費しているかに見えますが、モノ持ちは良い方だと思います。冷蔵庫は15年以上使っているし、テレビやビデオ、LDプレーヤーも10年選手です。洗濯機は買い換えましたが、前のは10年以上使いました。末期はモーターから異常音がするほどでした。

飲み食いにはカネを使う方ですが、無駄な電化製品は絶対に買いません。いまだに、ポータブルCDプレーヤーは持っていません。FMチューナもありません。もちろん、すべての買い物に関して、簡易包装してもらうこと(してもらわないことが多い)にも心がけています。

深い意味でエコロジー派なのかもしれませんが、景気の回復にあまり寄与しない人間であることもまた事実です。

2002年01月18日

「しじみ汁は肝臓に良さそう」で思ったこと

また寿司関連のネタ。数年前、しじみ汁の話をしたときのことです。何の話をしたのかよく覚えていませんが、彼は「しじみ汁は肝臓に良さそう」と言っていました。

でも、これはヘンかもしれない。そもそも、しじみが肝臓にいいか悪いかは実感できませんよね。彼は“一般に肝臓に良いと言われている”という意味を言いたかったのかもしれませんが、本当に“良さそう”と考えている人がいそうな気がしてしようがありません。

人間の感情、感覚、感性といったものは、意外と鈍感なのかもしれません。先人から伝えられた知識によって助けられ、いろんなことを感じるだけなのかもしれません。

2002年01月11日

回転寿司屋に見る現代人的コミュニケーション考

などと書くと、いかにもバブル期の卒論ですね(^^) さっき、回転寿司屋に行きました。そのとき少し思ったことです。隣に座っていたオジさんは小声でした。

オジさん:「タコとコハダ」
板さん_:「…」
オジさん:「タコとコハダ」
板さん_:「コハダと、…??」
オジさん:「…」


会話はここで終了。高槻なら、声を大きくして「タコと×」と言うか、まず「すみません」と注意を喚起するか、どちらかだったでしょう。店内は静かだったので、それほど大きな声は必要ないはず。


伝えたい意思は伝えるべきですが、世の中、シャイな人って多いんですよね。そして、そのオジさんのように、こんなちょっとしたことで“伝わらなければそれでいいや”と諦めてしまいます。余計なおせっかいですが、そのオジさんの日常を少し心配してしまいました。愛の告白は恥ずかしいし、無理なお願いは切り出しにくいですが、寿司屋でネタを頼むのくらい…、と思ってしまうわけです。


オジさんは、怒り出さなかっただけマシでした。


演奏するときは、いつも上記関連のことを念頭に置きます。自分の演奏は相手にどう聴こえているのだろう、と。叫べば届くというものではないですしね。音楽家なら誰しも供給側としてのポリシーを貫きたくなるものですが、時には消費者サイドに立ってみることも大事だと思います。ましてや、売れたいと思うのなら、そうした“したたかさ”は必須でしょうね。

2000年09月08日

みんなでコストを下げようよ - その1

コストを下げると需要が旺盛になるというのは、中学生でも知っています。が、音楽CDの値段ってなぜ下がらないのでしょうね。売上が頭打ちになっているというのに…。BBSにも書きましたが、そうこうしているうちに複製を作る技術の方が発達してしまって、音楽業界はてんやわんやです。

複製を作る技術の進歩より速いスピードでコストダウンしていれば良かったのにな、と思います。複製のしやすさもコストダウンも技術革新によるもので、ある意味では表裏一体のものだと思います。MP3という技術が出てきたことを憂慮するだけではなく、そうした技術環境をいろんな意味でコストダウンに結び付けてやろう、という逆転の発想が必要だと思います。

ここでちょっと考えないといけないのは、どこまで質を求めるか、です。現状ですと音楽CDは16ビット・44.1kHzですが、一般の人にはこれでも十分すぎるほど高音質かもしれません。多少、音が劣化してでもMP3ファイルにして流通させる方が低コストでしょう。例えば1曲50~100円でダウンロードできて、決済はプロバイダーが代行してくれる、とか。

もちろん、純粋な値下げもOKですね。CDは1枚1000円とか。となると、1000円でペイできるように制作の体制を見直す必要が出てくるでしょう。でも、どんな業界でもコストダウンとの戦いをしているわけですから、音楽だけが聖域というわけにはいきません。

コストを下げてコピーよりも割高にならないようにすることが必須です。値段を上げずジャケットに凝るとか、とにかくコストパフォーマンスを上げるのです。違法コピーは許されませんが、一方では、業界内に努力が必要です。

技術はどんどん進んでいくものですが、それはハイエンドでの話。一般人レベルにおいては技術が後退することで普及するという場合もあるんですよ。後退というと言葉が悪いですが、“敷居を下げる”といえばわかりやすいですか。

良い例がテレビです。映画に比べるとテレビの画像などかなりの低画質ですが、一般人は映画を見る時間よりもテレビのドラマを見る時間の方が圧倒的に長いでしょう。映画というハイエンドな画質からテレビというローエンドな画質へ、技術が後退したことにより(もちろん、家庭で見ることができるという点で大きな進化)、“映像を見る”という行為が大流行したわけですよ。映画の方が迫力があり画質もきれいなことは百も承知で、気軽に見ることができるテレビの方を選ぶんですね。

ですから、MP3ファイルを気軽に入手して聞くという行為が一般的になる、というのは自然な流れだと思います。現状はまだ気軽でなく価格も安くありませんけどね。

米国のテレビ業界は映画産業と密接に結びついています。というより、その昔、映画産業が“これからはテレビの時代だ”といち早くテレビを囲い込んでしまったんです。結果、映画はテレビに対して優位に立つことできました。有名な映画俳優はテレビドラマに出るなんて、絶対にしません。

ところが、日本の場合は、映画産業が“テレビなんかやりたくない”という態度を示したため、新聞社が飛びついた。結果、テレビ業界は隆盛を極め、映画産業は衰退してしまった、というわけです。

音楽業界には、日本の映画産業の轍を踏まないようにしてもらいたいです。みんなで頑張ってコストを下げようよ>音楽業界

2000年04月21日

ドコモの英断

たまには社会派の記事。NTTドコモがiモードのユーザーが増えないように、広告を自粛したり端末の出荷を減らしたりすると報じられていますが、僕はこれに賛成です。

実は最近、ニフティのIDをもう1つ取得したのですが、夜中にメールが受信できないことがあるのですよ。メールアドレスを増やすために取得したIDですから、つながってくれないと困ります。この3月はパソコンが滅茶苦茶売れたため、インターネットを始めた人も多いことでしょう。

プロバイダーが新規に顧客を獲得して売上を伸ばすこと自体は結構なことですが、既に加入している人へのサービスがどんどん下がっていくというのは、ある種の契約違反かもしれません。8年くらいニフティを使っていますが、なんだかんだで満足していますので、それを信じてIDを追加したわけです。

ですから、ドコモがユーザーの増加を抑制するというのは、英断だと思うのです。

ところでA Japanese GardenがGeneral Jazz部門で4位にいます。これが最高位と思われますが、2位にジョージ・ベンソン、6位にソニー・スティット、23位にチャック・マンジョーネと顔ぶれがすごいです。ネットって不思議ですねー。